菊次郎の夏
久石譲の楽曲「Summer」繋がりで観たんですが、期待以上の出来だったんで感想をちょろっと。
「菊次郎の夏」は北野武監督の映画。北野武演じる菊次郎が、少年の母親探しの旅に同行するお話です。途中からコント構成に入ったり、タップが入っていたりと北野節炸裂な内容です。
もともとの目的だった、劇中曲「Summer」の使い方がやっぱ上手いわ。「旅立ちの場面」、「落ち込んだ後の再出発の場面」、「最後の別れの場面」にメインフレーズを散らしている所に惚れます。同じフレーズでも場面によって聞こえ方が全然違うんだよね。すごい。
一通り観終わって「こりゃ賛否両論なんだろうなぁ」と思ったけど・・・案の定、分かれているようで(笑。それは多分、映画を観るときのスタンスの違いなんじゃないかと思うのですよ。
この「菊次郎の夏」という作品は、誤解を恐れずに言えば「こじんまりとした映像作品」なんです。何百億円とお金をかけた超大作ではなく、またスリリングな展開が息を呑むアクション映画でもないのです。更に言えば、ひとつのストリーを丹念に磨き上げ、要らないものをそぎ落としていったシンプルかつ極上のストーリー、という訳でもありません。ストーリーに寄り道が多く、映像に間や空白が多く、実験的な撮影手法が多い映像作品なんです。そういうアプローチが肌に合う合わないってのは、やっぱあるんじゃないかなーと。・・・俺にとっては大好物なんだけど(笑
映画にエンタテインメントを求めるのは当然だと思うのだけど、それをどの点に求めるか、だよね。映像的・技術的なクオリティに求めるのか、それともアイディア的・創意的なものに求めるのか。両者を両立させるのがベストだとは思うのだけど、ビジネス的に難しいのだと思います。お金をかけて実験的な映画を作った場合、それがコケたら大損だもん(笑
なんだかんだ言ったけど、月に1本ぐらいしか映画観ない人の戯言ということでひとつ(笑
【拍手レス】
> ~とらのあなで購入してもっかい感動して全俺が泣いた。GJ!
ありがとうございます!メンバーの気が向けばまた何か作るので、そのときは観てやってください。







